あったらちょっと嬉しいモノ その2

リモートワークがすっかり定着している昨今、賃貸マンションにあったら、ちょっと、じゃなくてとっても嬉しいモノ・・・それは集中できるワークスペース!

今日は、マンションの空きスペースにガッツリ、コワーキングスペースを作った事例をご紹介します。

7階建てのRC造、3LDKファミリータイプで、賃貸では珍しい管理人さんがいる物件です。
元々、管理室の奥に管理人さん家族が居住できる部屋があったのですが、窓も少なく、物置状態になっていました。

まずは浴槽や洗面台、押入れを撤去。クロスを貼り替えて、フロアタイルを敷き詰めました。トイレは比較的新しかったので、そのまま。

ダウンライトとエアコンを追加で設置。インターネットの契約も忘れずに。

IKEAのインテリアデザインサービスデスクに相談♪希望イメージを伝えて、配置する家具を決めていきます。

山のような荷物が届きました。組み立ては自分たちでやります。
意外とこういう作業が好きな人っているものです。

入居者への告知用にチラシを作って、エントランスとエレベーターに貼りました。早速「楽しみです!」との声をいただきました。

ポイントになるのは、入室の管理。オートロック内の入り口に、スマートロック「セサミ」を取り付けました。利用規約を作り、利用希望者のメールアドレスを管理人が登録。入居者は自分のスマートホンにアプリを入れて、自由に入室できる仕組みです。誰が何時に入室したか、記録も取れます。

このマンション、実は、近隣の物件に比べて共益費が高いことで悪目立ちする物件でした。実際、管理人費用もあり、経営的には仕方ない部分もあったのですが。ですがこのコワーキングスペースを設置することで、入居者満足度がアップ。空室の内覧時もこのスペースを案内することによって、共益費の金額設定も納得していただけるようになりました。

ここまでガッツリした共用スペースがある物件は多くはないと思いますが、電話ボックスタイプのワークスペースなど、ちょっとした隙間に置けるものもあるようです。

中学生、高校生の子供さんがいる家族構成が多いマンションでは、リモートワークだけでなく、勉強部屋として活用されることもあるようですね。なお、低年齢のお子様一人での利用は利用規約で禁止するなど、防犯面等の配慮も必要になりますが、入居者に喜んでいただけることは間違いありません。