クラウドソーシングで管理業務の生産性をあげる

 <クラウドソーシングしやすい業務>

 クラウドソーシングは、デザイン(ロゴ、バナー、イラスト等)、単純な入力作業(名刺、データ等)、ライティング(記事作成、キャッチコピー、ネーミング)などが得意分野である。つまり、クリエイティブ(創造的)や単純事務作業などとの親和性が良い。メジャーなプラットフォームは、シュフティ、ランサーズ、クラウドワークスなどがある。管理業務におけるクラウドソーシングを活用しやすい例をまとめて見た。なんでもかんでも従業員がやっているその業務領域は、本来専門性が高い業務であることがわかる。

 なんとなく得意だからと、素人が見よう見まねで作る募集図面やキャッチコピーと比べれば、プロが作った募集図面の方がはるかにできは良い。当然、入居希望者が「内見したい」と思わせるデザインであれば、仲介業者にもオーナーにも受けが良いはずである。もちろん外注をすればコストが発生する。しかし、人件費と比べて見てはどうか。素人が何時間もかける人件費と、プロに任せるコスト。また出来上がったクオリティを比べてみれば、プロに外注をした方がはるかに割安であることがわかる。管理会社のミッションを達成するためには、従業員がやるべき仕事はもっと他にあるのではないだろうか。