ノーコードの時代がやってきた!

この記事では最近よく耳にする「ノーコード開発」というものについてご紹介したいと思います。

これまでWEBサイトやスマートフォンアプリの開発には、プログラミング言語を使用してソースコードを書く必要がありました。そのため、デザイナーがWEBサイトを気軽に作れるかというと、そういうわけにもいかず、別の大きな問題がありました。デザインしたものを再度「コーディング」という作業をしなければいけなかったのです。

実際にデザインしたものを、ソースコードを用いて、テキストや画像を表示したり、レイアウトを決めたりと、ただデザインして終わりではなく、ソースコードを記述できる「コーダー」と呼ばれる専門の方による実際のソースコードを記述していく工程が必要でした。

そのため、時間も工数もかかってしまい、気軽にWEBサイトやランディングページを短期間で制作するのは難しかったのです。デザイナーとコーダーのやりとりも多く、1〜2回で終わることはまずありません。多い時では何十回も修正するなんてこともザラにありました。なかなかデザインをして、そのまま自分でコーディングまでを一人でできてしまうマルチな人材も少なく、どうしても分業になってしまい紙媒体を作るよりも、膨大な時間と労力がかかっていました。

しかしどんどん進化していくITの進化で、最近ではこの「コーディング」という作業をすることなく、簡単な作業でWEBサイトを構築できる仕組みが浸透してきました。

もともとword pressという、ブログを運用するサイトのシステムだった「オープンソース」(商用、非商用の目的を問わず利用、修正、頒布することを許し、それを利用する個人や団体の努力や利益を遮ることがないソフトウェア開発の手法)と呼ばれる仕組みががどんどん進化し、ブログを作るようにWEBサイトを作れるようになってきた経緯があります。もちろんブログの延長なので、編集がとても簡単で、素人でもそれっぽいサイトを作れてしまいます。

このword pressというシステムの中には、「プラグイン」という様々な機能を世界中の人が開発しており、自分が使いたい機能をどんどん取り入れていくことができます。このプラグインを導入していくことで多機能なサイトに仕上げていくことができるのです。

一度サイトのテンプレートを作ってしまえば、それをベースに情報を入れ替えることで作業時間も短縮していくことができるのです。

次回はこのword pressの仕組みについて、詳しく見ていきたいと思います。