空室対策の一つとして、ホームステージングという手法があります。
「ホームステージング」という言葉は知らなくても、おそらく空室に困ったオーナー様や管理会社は、苦肉の策として、または趣味の一環(?)として、経験があるのではないでしょうか。
ホームステージングは、家具や小物を空室に飾り、居住空間を演出することです。賃貸物件では、もちろん入居促進のために行います。
センスよく飾られた部屋は、ポータルサイト内にあまたある写真の中でも目を惹きますし、実際の内覧時にも、内覧者の新生活への想像をかきたて、成約率もあがることでしょう。
が。
飾ればいいってものではない、ですよね。当然。
私は以前、オーナー様自身でとてもカラフルに飾り立てられたお部屋を見たことがあります。通称「ピンクの網タイツ部屋」。得意満面なオーナー様に、何も言うことができなかったことを反省しています・・・。
今は、家具メーカーも続々とホームステージングサービスを始めています。またそれに関する書籍もよく目にするようになりました。
センスは多種多様で、人それぞれテイストに好みがあると思いますが、
まずはその部屋をどうするか、のイメージを決めて、それにそったインテリアや小物を選ぶことが失敗しないコツだと思います。
例えば、ビンテージ感を出したい、とか、北欧風にする、とか。
テーマが決まれば、色合いや素材を選びやすいですよね。
手元にあるものを適当に組み合わせて置く、のはNGです。
また実際に住むわけではないので、生活に必要なもの全部置いてしまうのも
やはりNGです。お部屋を見た方が想像できる余白を残すことも大事ですね。
調べてみたら、「ホームステージャー」という資格があるんですね。
遺品整理や断捨離まで学べるようです。
センスの良し悪しにかかわらず、いろんなものを見て学ぶ姿勢が大切です。
楽しみながらホームステージング力をつけていきましょう。