地震に対する備え

また、大きな地震が起きてしまいました。
2月13日11時8分 福島県沖を震源とするマグニチュード7.3の揺れは、最大強度6強を観測しました。10年前の東日本大震災の余震と考えられているようです。

被災された方、避難されている方のご心労お察しいたします。少しでも早く穏やかな日常を取り戻されますように。

1981年6月に改正された現行の建築基準法では
震度6強〜7で倒壊しないことが、耐震基準となっています。

しかし、これは建築確認申請の時期がベースであり、1981年6月以降に竣工した建物でも、旧耐震の基準が適用されていることもあります。

旧耐震の建物については、各自治体で、改修工事費補助事業が行われている場合がありますので、一度お調べになることをお勧めします。

耐震改修工事は、劣化部分の補修や弱い部分の補強です。
例を挙げると

壁の補強 建物全体が捻れないように、バランスの良い耐力壁の配置
柱・土台・梁など構造体の整合部の補強
基礎の補修・補強
水平構造面(屋根や2階以上の床など)の補強
土台や柱など構造体の腐朽、蟻害への対応

外付け鉄骨ブレース

どんな工事が必要となるのか、まずは耐震診断を行うことになります。
ネットで探すと様々な業者がありますが、中には信用できない業者が紛れ込んでいることも。
耐震診断についても自治体で補助を行っている場合がありますので、行政に相談いただくことが良いかと思われます。