施設賠償保険について

自然災害の増加で、火災保険料率が年々上がっているイメージがあります。
オーナー様にとっては頭の痛い問題ですね。

最近よく耳にするのは、家主保険。
ご存知の方も多いと思いますが、貸室内で死亡事故が起きたときに、原状回復費用や家賃損失に備えるものです。少額短期保険会社も商品を出していますね。

今日は、施設賠償保険が役に立った一例をご紹介します。

使われなくなった貯水槽が鉄骨の骨組みの上に置いてあり、その下を駐車スペースとしていた物件がありました。

その場所に駐車していたのは、レクサス。

貯水槽から滴り落ちた(であろう)水が、あろうことかレクサスのボンネット部分に見事に染みを作ってしまったのです。

レクサスの所有者は穏やかな方でしたので、コーティング費用等の弁償だけで解決しました。

ただ特別なコーティング?(すみません車に疎いものでよくわからないのですが)が必要だったらしく、結構高額になったようです。

オーナー様が施設賠償保険に加入されていたので、手出しになることはありませんでした。

火災保険の特約として付保されている方もいらっしゃいます。特約保険料はそう高くはありませんので、ご自身の保険内容を一度ご確認いただくと良いかと思います。