<本当に優先すべき仕事とは?>
業績不振に悩まれている管理会社様は、不思議なことに「ヒマ」ではありません。業績不振=管理戸数が増えていないのですから仕事も増えないはず——なのですが、どういうわけか、どの会社様も社内に慌ただしい空気が流れています。忙しい会社・仕事が舞い込んでくる会社というのは、嫌でも売り上げが上がってしまうものです。しかし、現実にはそうではないといいます。こんなとき、まず私が確認するのはスタッフの作業内容と優先順位です。
厳しい言い方ですが、忙しいのに儲かっていないということは『お金にならないことばかりやっている』ということでしょう。売上が立たない仕事、もっと安価な人件費でできる仕事、契約内容ではあるものの料金に見合っていない仕事、そういう類の仕事にばかり時間を奪われているということです。まずはスタッフの作業の棚卸を行ない、やるべき仕事とそうでない仕事とを仕分けるべきです。そして、利益の出る仕事を優先できるように社内の仕組みを変えなければなりません。