2DKを1LDKに、の是非。

 

俳句の先生が言いそうなタイトルですが(笑)

不動産情報サービスのアットホーム株式会社が、2021年1月以降に賃貸居住用物件を探している
お客様の接客を担当したことがある全国のアットホーム加盟店を対象に調査した
『不動産のプロが選ぶ!「2021年上半期 問合せが多かった条件・設備」ランキング』を
発表しました。

設備ランキングについては、また後日お知らせするとして、
条件ランキングで気になったことがあります。

3位にランクインしたのが「今より部屋数を増やしたい」

もちろん、子供が生まれた、子供が大きくなって手狭になった、などの理由は
以前からありましたが、テレワークの環境を整えたい人が増えているように感じた、
という不動産会社からの意見があったようです。

テレワークあるあるで、WEBでのミーティングの後ろに子供が入り込んでくる、とか
仕事している姿を家族に見られたくない、とかよく話題になっています。
自宅での仕事をするスペースを整えたいと考える人は増す一方なわけで、
テレワークの普及は、今後の賃貸経営に多くの影響を与えてくることは明白です。

で、タイトルの話になるのですが、築が古めの2DKのお部屋を1LDKに変更するリノベーションは
構造上やりやすいこともあってよく事例を目にすることがあります。
果たしてそれがこれからのご時世に合っているのかどうか。部屋数を減らすのが是か非か。という
ことは考えていかないといけなくなります。

例えばですが、同じリノベーションをするのでも、広くなるリビングスペースを少し削って
DEN (小部屋のようなちょっとしたスペース)を作ってみるというのも一案です。

テレワークやリモート授業などは今後もっと普及していくものと考えられます。
であれば、リノベーションにも一工夫、が必要になりますね。