不動産オーナーとのコミュニケーション


 そのためにはオーナーへの情報発信・接点作りが必要です。手段としては

(1)個別訪問

(2)会報誌

(3)セミナー・勉強会

(4)ブログ・SNS

(5)パーティー・宴会

などが考えられます。

時間は限られていますので、自社が最もパフォーマンスを発揮するバランスで情報発信を行なっていきましょう。たとえば、個別訪問は効果が大きい反面、1回につき一人のオーナーしか満足させられません。対して、継続的なセミナーや会報誌の発行は個別訪問より特別感で劣るものの、一度で多くのオーナーを満足させることができ、先述のような時期的なコミュニケーション不足の問題にも効果的です。

<情報発信の効率化>
 とはいえ、おそらく多くの方が「忙しくてそんなにできない!」と思われるでしょう。あるいは「セミナー講師をやれる人材がいない」「会報誌なんて書けない」という意見も少なくないと思います。確かに両者ともハードルが高めですが、しかしまったく方法がないわけでもありません。
 たとえば、地域の保険会社や銀行、税理士等と共催することで、セミナーの準備や当日の労力はかなり削減することができます。クラウドソーシングを活用すれば、安いコストで記事を書いてくれるライターとも出会えるかもしれません。あるいは、当社のような専門企業に任せることで、業務負担の軽減と品質の確保を同時に実現することも可能です。社内で業務が回せないのなら、社外のプロと手を組むことも検討して然るべきです。
 繁忙期明け、せっかく満室にした物件が突然売却されてしまうのは寂しいものです。管理会社としてオーナーとどう接するべきかを一度考えてみてください。