最近日経の記事で「安いニッポン」という連載があった。日本と諸外国との賃金の差や物価のことが書かれている。例えばカリフォルニアのディズニーランドと東京ディズニーランドは価格が倍近く違う。
以前ブログに載せた、ユニクロのヒートテックもほぼ倍違う。朝マックのセットは1000円くらいである。
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年収1千万円は低所得層――。米住宅都市開発省の調査では、サンフランシスコで年収1400万円の4人家族を「低所得者」に分類した。厚生労働省によると日本の17年の世帯年収の平均は約550万円、1千万円を超える世帯は10%強にすぎない。
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日経より
この記事を見ると、いかに日本が取り残されているのか…この前にアメリカに行って感じたことを再び思い出し震えます。
労働生産性に関しても、サービス業はほぼ最下位。
「ファミレスで、呼んでもこない、ウェイトレス」
アメリカで朝のデニーズに入ってもご飯食べ終わるのに1時間以上。その理由はウェイトレスは来ないし、料理も出てこない。なのにチップは22%…。
「ファミレスで、サービス過剰な、ウェイトレス」
一方で日本。
呼んだらあっという間に来てくれて(以前よりも人が少なく遅くはなったが)、「お冷やおかわりいかがですか?」と、無料の水を注いでくれることに力を注ぐ。
「おもてなし」という日本の文化なのか。
心を込めたサービスが当たり前になり、諸外国のような雑なサービスはない。顧客もそれを当たり前に求め、お店側も客は神だと崇め多少の無茶を聞き提供する。良いサービスをしてもチップをもらえるわけでもなく、時間で働く「時間給」が蔓延り、若者たちの競争意識も生まれない。サンフランシスコのレストランのホールにいるウェイトレスが、「年収1000万円」で、いつのまにかこんなに差がついてしまったのかと愕然としてしまう。
飲みの帰り、ふと立ち寄った思い出横丁のラーメン屋に入ってしまう。飲み終わってこれをやると、まずいです。。。
あっさり美味しい喜多方ラーメン「税込680円」
アメリカの坂内は…11.49ドル
これにTAXとチップが入りますので、今の相場で計算すると…「税サ込1700円」となります。
約2.5倍ですね。(もちろん州によって価格は違います)
10年後、20年後、戦える日本であるために、どう動くべきなのか…。