管理会社がポータルサイトに頼らずオウンドメディアを活用して空室を決める方法

この記事では、WEB上でお部屋を探している人からの成約をポータルサイトに頼らず、自社で客付けするための施策についてご紹介します。大それた戦略を立てるよりもコツコツと、ルールに乗っ取って効率的に運用するだけで数%は自社で客付けできる可能性が出てくるのです。自社で直接客付できると仲介店舗に出しているADを削減することができるのです。地域によっても異なりますが、家賃の1〜3ヶ月分はコストカットできるのではないでしょうか。

お部屋探しはポータルサイトから始まる

現在、賃貸住宅を検討している多くの人はまず「エリア+賃貸」「エリア+1LDK」などの検索ワードをGoogleに入力し、SU○MOなどのいわゆるポータルサイトへ辿り付くのではないでしょうか。そこで、大量にある物件の中から良さそうな物件を絞っていく。こんな流れが一般的かと思います。

そこから、さらに気に入った物件の情報を得ようとする人は、物件名でGoogle検索をします。←ここがとてもチャンス

例えば、物件の公式サイトなどがあり、大手ポータルサイトの下に検索上位表示されるとしたらどうでしょう?また、そこに「このサイトから決めたら仲介手数料無料」「1ヶ月フリーレント」などのお得な記載があったらどうでしょう?間違いなく、ポータルサイトで契約するよりも格段にお得だと感じますよね。

さらに、プロが撮った綺麗な写真がたくさんあり、間取りもカッコよくできていれば信頼度が高まります。

お得な特典+情報量で、間違いなく決めることができるチャンスが広がります。

オウンドメディアを始める

ではどうすればポータルサイト頼りじゃなく、空室を決めることができるのか?具体的な施策について見てみましょう。

①物件の公式サイトを作る

注力したいのは、写真の見せ方と点数。サイトでのお部屋探しのメインディッシュと言っても過言ではありません。近年、カメラの性能がどんどん高まっているのでスマホでもいい写真が撮れます。ミラーレス一眼に広角レンズをつけて撮影するのもいいかもしれません。間取りもできるだけカラーで見栄えにこだわって作りましょう。

②SEOタイトルに必ず【公式】と入れる

例えば、【公式】〇〇ハイツ 〇〇駅○分 〇〇町 のように「公式+物件名+最寄駅+エリア」を入れることでユーザーが見つけやすいタイトルにする必要があります。

③公式サイトだけの契約特典をつける

トップページにあるいわゆるファーストビューと呼ばれる最初に目にする位置には、必ずこのサイトで契約しないと得られない特典をつけます。いくらかっこいいサイトでも、情報量や写真だけでは情報を得られるだけで終わってしまう可能性が高いので、必ずこのサイトで契約した場合のメリットを記載します。

例)仲介手数料無料、1ヶ月フリーレント、礼金0など

今回はWEBを活用したポータルサイトに頼らない客付けの方法についての概要をまとめてみました。次回からはより詳しく解説していきたいと思います。