緊急手術になった理由

納期の仕事が終わらずに、そろそろこの辺でやめておくかと日付が変わるころ自宅に戻りました。

この前作った食べ残しのすき焼きに、さらに肉と焼豆腐を入れて、このままいくと1週間すき焼き漬けになるなーと、深夜1時ようやくベッドに入りました。

真夜中3時、刺されるようなお腹の痛みで目覚めました。生鯖を食べたわけでもなく、食後すでに9時間は経過している…とりあえず白湯でも飲んでみながら様子を見ても全く状況が変わらずに、悶えながら朝を迎えました。

9時に近くの内科がオープンなので、それまで時計と睨めっこしながら、ただただ時間が過ぎるのを待ちます。

9:00すでに病院には待ちの人がいて、わたしの番は3番目。じっくり診察するのか、30分経過しても呼ばれない…もう耐えられない痛みです。

とりあえず血液検査をしたら、白血球が15000と規定の数値よりも数倍に膨れ上がっていました。急遽、大きな病院を紹介されて、そちらに向かうことに。

とはいえ、とにかく仕掛かっている仕事があるので会社に向かい、念のための入院の準備と仕事グッズを持って病院に向かいます。

病院に着いたら、人がびっしり。これはいつになったら診察を受けられるのかと、この時点でもう倒れそうです。

一旦、インフルエンザと新型コロナの抗原検査(1本で両方できるやつ)をやって、検査結果が出る間、本日2度目の血液検査、身長と体重、心電図、肺活量など、まるで健康診断か、インドアのアトラクションのようにあっちこっちを巡ります。

最後は人生初のCT、緑色のアメーバみたいなやつを身体に注入していきます。

一通り終わり、ドクターによる診断結果です。とりあえずインフルエンザと新型コロナは陰性(少し嬉しい)

そしてCTの結果、虫垂炎の根元に石が溜まって、いわゆる「急性虫垂炎」を起こしているのだそうです。状況からして、手術をした方が良いということで、緊急手術に。これまで健康で生きてこられましたが、まさかの「緊急オペ」です。

とりあえず、仕事をバリバリするつもりなので、個室部屋にチェックインして、その時を待ちます。

紙パンツと浴衣みたいなのを着て、いざ手術室へ。身体中にいろんな装置をつけられて、「麻酔注入します」から、ものすごい心地よくそっちの世界へ誘われます。できることならダイモンミチコに執刀してもらいたい、けどこのドクターもめっちゃいい人だからなぁ…あっという間に記憶が消えました。

「いまいさーん!おわりましたー!おわりましたよー!」と、叩き起こされ、その後3時間の経過観察。尿につけられた管がハンパなく痛いので外してもらい、人生初おむつ(大人になってから)を体験しました。

まさか手術とかにならなければいいなーと、思いつつ、ちょっと経験してみたいというところもありましたが、無事に手術は終了。

お腹が痛くなった時、全く知らない街にいなくてよかったことと、たまたまリスケのきくアポ、そして向こう5日間きゃらばんがなかったことが本当に不幸中の幸いでした。

ドクター曰く、「破裂する寸前でした、タイミングがよかったですよ」とのこと。生きていると、いろんなことが起こるものです。