世の中、いろんな資格がありますね。
公認サンタクロース資格なんてのもあるそうです。着衣込で体重が120キロ以上ないとダメらしいです。なかなかの難関ですね。
賃貸不動産経営管理士、という字面だけみたらものすごく偉そうな資格があります。不動産業界ではメジャーな資格ですが、近年注目されています。
賃貸不動産経営管理士は、日本賃貸住宅管理協会と、ハトのマークさんとうさぎのマークさんからなる、一般社団法人「賃貸不動産経営管理士協議会」が創設した資格です。ストック重視の住宅制作への転換の時代において、不動産管理の重要性が高まる中、社会的に必要とされる資格、という位置付けです。
令和2年6月に公布された「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」では、賃貸住宅管理業者の登録制度が法整備され、登録業者の事務所ごとに業務管理者の配置が義務付けられました。業務管理者の要件として、一定の経験を持った賃貸不動産経営管理士があげられています。
2007年に民間資格としてスタートしましたが、2021年には国家資格化が予定されているそうです。
ちなみに私は2009年にこの資格を取得しました。国家資格になるという噂はその頃からありましたが、当時は二日間の講習を受けて、おまけのような試験問題をクリアするだけでした。
通えない距離ではないのにわざわざホテルを取って、半分旅行感覚で楽しんだことを覚えています。今では問題数が50問に増え、かなり難しくなっていると聞きます。よかった〜あの時受けといて。
内容は、
1.賃貸管理の意義・役割をめぐる社会状況に関する事項
2.賃貸不動産経営管理士のあり方に関する事項
3.賃貸住宅管理業者制度に関する事項
4.管理業務の受託に関する事項
5.借主の募集に関する事項
6.賃貸借契約に関する事項
7.管理実務に関する事項
8.建物・設備の知識に関する事項
9.賃貸業への支援業務に関する事項(企画提案、不動産証券化、税金、保険等)
といった幅広いものとなっており、管理業務を行っている不動産業者の業務内容を網羅しています。なので、不動産業者の方はもちろんですが、管理業務を委託されているオーナー様にとっても、大変意義のある内容ではないかと思います。
なお、この資格は5年に一度更新する必要があります。資格者証には顔写真がついていますが、先日の更新時に、私の5年前の顔の幅が現在とあまりにも違うことに愕然として、ダイエットを始めるきっかけになったこともついでに申し添えておきます。