賃貸管理業務を『見える化』する

<メニュー作り>

 レストランにはメニューがありますが、複雑なサービスを提供する賃貸管理には、なぜかメニューがありません。そもそも賃貸管理料の5%の根拠とは何なのでしょう。例えば、カレーはどのレストランでも同じ700円ということは100%ありえません。質を高めて1,200円で売るところもあれば、安さを目玉に400円で売る店もあります。さらにサラダやスープをオプションで選んで頂けるよう、顧客のニーズに合わせたサービスを提供しているお店もあります。ところが、賃貸管理はほとんどの企業が、一律入居賃料の5%でサービス内容は不明確。これでは特徴がわからず、良し悪しの判断がつきません。対応策としては、自社のサービスを一つずつ項目出しして「管理メニュー」を作ります。サービス内容に応じた価格設定にしなければ、オーナーに説得力のある提案ができないのです。

<まとめ>

 自社の強み、メニューが出来上がったら、あとはパンフレットやホームページなどへ落とし込みをして、誰が見ても分かるように共有化しましょう。口頭で営業マンがあれこれ説明するよりも、はるかに説得力のある管理受託提案ができるはずです。自社が行っている業務内容を『見える化』することで、管理会社の存在価値をアピールすることができるのです。