シェアサイクルと小さな土地活用

シェアサイクル、利用したことはありますか?
私自身はないのですが、赤いシェアサイクル「Charichari」が走っているのをよく目にします。
自転車で移動したいときに、アプリの地図でシェアサイクルを見つけ、アプリで鍵をあける。
移動先近くのサイクルポートに停めて、アプリで鍵をかける。とても簡単です。

ただ、移動のスタートやゴール地点にサイクルポートがないと話になりません。
ゴール地点と返却先が離れていたら、なんのために自転車借りたの?ってことも。

そこでサイクルポートの事業者は、自転車がおける土地を提供してもらえるオーナーを募集しています。
事業者によりますが、だいたい3台くらい停められるスペースがあれば良いようです。
もちろん、駅の近くとか商店街の近くとか、人通りが多い場所でないと厳しいでしょうが。

マンションやアパートの駐輪場のスペースの一角に、サイクルポートを設置してしまうというアイデアもあります。
賃貸物件オーナーとしては、初期投資もほとんどかからず、わずかですが収入UP。入居者の利便性もUPです。

マンションやアパートの駐輪場はその物件を管理しているところの姿勢がよくわかるものです。
管理シールが貼られた自転車が整然と並んでいると、管理会社やその物件の入居者のイメージまでが良くなりますね。
サイクルポートの事業者によっては、放置自転車の対応までしてもらえるところもあるようです。

あるアンケート調査で、コロナ禍の影響で自転車利用が増えたという人が、どうして増えたのかという理由を尋ねたところ、運動不足解消、満員電車の密回避、在宅の時間が増えて近所で用事を済ませることが多くなった、という意見がでたそうです。

コロナ禍での自転車利用の増加と「シェア」という考え方が浸透した現在。土地の空きスペースの有効活用を、この秋空の下、自転車を漕いで考えてみてはいかがでしょうか。